「ピヨの恩返し」の解釈


2015年2月3月と、NHKみんなの歌で、谷山浩子さん作詞作曲、岩男潤子さんが歌う「ピヨの恩返し」という曲を歌っています。
なかなかかわいい曲で、岩男潤子さんは最初おばあちゃん風の声で、次にヒヨコ風の声で、最後は凛とした女性の声という風に歌声を変えて歌っています。
林由佳さんのアニメも、歌の内容に負けない解釈がされていて、速いテンポの曲なのに、ほのぼのするような演出になっていると思います。


そしてこの曲をどう解釈するかは聞く人にゆだねられた楽しみかと思います。
・最後に言ったように、本当は嘘だった説。
・嘘じゃないけど、嘘ですという嘘を言っている説。
というのがまあ第一弾で考えられるものかと思います。


他に思いついたものを挙げてみたいと思います。


ひとつめ。
実は私はまだヒヨコで、これから人間になって結婚して50年後寄り添いますよって宣言している。
まだ人間になる方法も知らない状況。
根拠は、「私、あなたの妻ですが」って言ってしまうところ。
もちろん、歌を聴く人への解説というのが自然ではあるけれど。
また、語尾に「ピヨ」を付けてるのがリアルタイムに私はヒヨコであることを示している。


ふたつめ。
おじいさんがこれまで、または最近愛情を示してくれなくて淋しかったので、おばあさん(私)は作り話をしてあなたはこんな優しい人なんですよって睡眠学習で刷り込んでいる。
あるいは、おばあさんが自分自信をなぐめている。
根拠は「嘘ですよ」って言ってしまうところ。


みっつめ。
私はまだ若くて、付き合ったばかり、あるいは結婚したばかりの頃。
50年後の未来を想像して歌っている。
根拠は、エンディングのところの岩男さんの歌い方が若い女性の声であること。


いかがでしょうか。