国際口笛音楽フェスティバルレビューふたたび

今日は伴奏をして下さったピアニストの方のところで反省会してきました。
審査員の審査結果を見せて確認です。
審査は数名の方から頂いています。
点数としては厳しい評価をされたものもありますが、どれも今後に向けて、前向きになれるアドバイスを頂いています。


このとき演奏時の音源を聴くことができました。
聴いてみて、そのとき気付かなかった問題がいっぱい見えてきました。
どうしても音程が狂ってしまう部分、上がりきらない部分。
一番目立つのは、リズムがずれてしまうところ。
ピアノの一小節の前奏でテンポが取り切れていない(Moderatoのゆっくりさが分からない)、難しい音程で緊張すると一瞬テンポがずれる。
練習不足なのでしょう。ただし今のところ耐えられる練習量がこの程度なのかと。
(まだ頑張れるのだろうか)。
あとはもっと前から準備することでしょうねえ。


他の演奏者の方の印象も書いておきましょう。
自由曲で、伴奏をお子さんにしてもらい、お母さんが口笛演奏をした組がありました。
就学前後なのでしょうか、曲は「カントリーロード」、和音をピアノで弾いている女の子に気を配りながら、お母さんは口笛を吹いていました。
これは、絵的にとっても可愛かったです。
そういえば、「カントリーロード」が3組もエントリーしていました。ジブリのアニメ映画「耳をすませば」の影響でしょうか。練習室でもこの曲の練習が重なって不思議な感じでした。『カントリーロー度』が高かったです。
先日、本名陽子さんの「カントリーロード」の生演奏を聴く機会もあって印象に残っています。


課題曲では、我らがお気楽くちぶえ隊の小学生メンバーの演奏が素晴らしかったです。
伴奏はお母様なのですが、伴奏することを決めた時期はかなり遅い時期と聞いていましたが、完璧な伴奏。
しかし、譜面の最後のページがめくれないというアクシデントが。
次ページ一小節目はすでにピアノの演奏は入ってしまっていました。
そこで、口笛が入る一拍前で止めてページをめくり、その一拍前から伴奏再開、これなら曲としては繋がっているのですが、歌う側(口笛)からすればテンポが掴めないのでは、と思ったのですが、なんと完璧なテンポをキープして口笛が入りました。
この感覚は素晴らしいです。上述の私のリズムのずれとは対照的に。
図らずも技能の高さがはっきり現れた瞬間ではないでしょうか。
音抜けがよくてボリュームが大きく、音程も正確というバックボーンもあります。
彼は課題曲部門で堂々二位の成績でした。